HOME > 電気管理研修修了試験 > 2005年(平成17年) 電気機器 問7(3)
電力用変圧器の全損失は無負荷損と負荷損とから成る。[9]損は全損失に含めない。 無負荷損は負荷の大きさに関係なく一定であり、負荷損は負荷電流の[10]して増減する。 無負荷損と負荷損が等しくなる負荷点において効率は最大となる。
変圧器の負荷は一日を通して一定ではなく、日中と真夜中とでは数倍異なることがある。 変圧器の利用のされ方を表すのに全日効率が使われる。全日効率はηd[%]は次式で表される。
\[η_d=\frac{W_t}{W_t+24P_i+\sum^{24} P_c t}×100\]ここで、Wtは[11][Wh]、Piは無負荷損[W]、Pcは負荷により変化する負荷損[W]、 tは時間[h]である。
この式において効率が最大となる条件は[12]である。
【解答】
[9]…補機損
[10]…2乗に比例
[11]…1日の積算出力(電力量)
[12]
\[24P_i=\sum^{24} P_c t\]