3.6.24

単相三線式配電線 - エネルギー管理研修修了試験(電気分野) 平成18年 工場配電 問7(2)

HOME > エネルギー管理研修修了試験(電気分野) > 平成18年 工場配電 問7(2)

エネルギー管理士試験

図に示すように、1台の変圧器から抵抗負荷L1、L2及びL3に電力を供給する単相三線式配電線がある。 L1を流れる電流は40A、L2を流れる電流は60A、L3を流れる電流は30Aである。 また、変圧器の一次電圧は6300V、二次電圧は210V及び105Vであり、 配電線1条の抵抗はA線、B線及びN線いずれも0.1Ωである。

この場合、A線の電流は[E]A、B線の電流は[F]A、N線の電流は[G]Aであり、 変圧器の一次電流は[H]Aとなる。 また、負荷L1に加わる電圧は[I]V、負荷L2に加わる電圧は[J]Vとなる。

エネルギー管理士試験

【解答と解説】

E、F、G

エネルギー管理士試験 \[I_A=I_{L1}+I_{L3}=40+30=70A…E\] \[I_N=I_{L2}-I_{L1}=60-40=20A…G\] \[I_B=I_{L2}+I_{L3}=60+30=90A…F\]

H

エネルギー管理士試験

二次容量は、

\[二次容量=40A・105V+60A・105V+30A・210V=4200+6300+6300=16800VA\]

一次容量は二次容量と等しく、

\[一次容量=V_1・I_1=6300V・I_1=16800VA\] \[I_1=\frac{16800VA}{6300V}=2.666A…H\]

I、J

エネルギー管理士試験 \[-ΔV_A=-I_A・0.1Ω=-70A・0.1Ω=-7V\] \[-ΔV_N=-I_N・0.1Ω=-20A・0.1Ω=-2V\] \[-ΔV_B=-I_B・0.1Ω=-(-90)A・0.1Ω=9V\]

負荷L1に加わる電圧

\[負荷L1に加わる電圧=105V-7V+2V=100V…I\]

負荷L2に加わる電圧

\[負荷L2に加わる電圧=105V-2V-9V=94V…H\]