HOME > エネルギー管理士試験 > 平成18年 工場配電 問8(4)
変電所から三相三線式高圧配電線で供給されている三相平衡負荷がある。 この負荷の電流が150A、その力率が遅れ80%で受電端電圧が6300Vである場合、 簡略式を用いて計算すると、変電所の送り出し電圧は[A]Vである。 ただし、線路1線当たりの抵抗は0.7Ω、リアクタンスは1.2Ωとする。
【解答と解説】
A
\[電圧変動率ε≒%p・cosθ+%q・cosθ\]
\[\frac{送り出し電圧-受電端電圧}{受電端電圧}≒\frac{線路電流・線路抵抗}{受電端電圧}cosθ+\frac{線路電流・線路リアクタンス}{受電端電圧}sinθ\]
\[\frac{送り出し電圧/\sqrt{3}-6300V/\sqrt{3}}{6300V/\sqrt{3}}≒\frac{150A・0.7Ω}{6300V/\sqrt{3}}・0.8+\frac{150A・1.2Ω}{6300V/\sqrt{3}}・0.6\]
\[送り出し電圧/\sqrt{3}-6300V/\sqrt{3}≒192V\]
\[送り出し電圧-6300V≒192V・\sqrt{3}=332.5V\]
\[送り出し電圧≒6300V+192V・\sqrt{3}=6632.5V…A\]