HOME > 電験3種 機械 > 2003年(平成15年)
定格容量500kVAの単相変圧器3台をΔ-Δ結線1バンクとして使用している。 ここで、同一仕様の単相変圧器を1台追加し、V-V結線2バンクとして使用するとき、 全体として増加させることができる三相容量kVAはいくらか。
【解答と解説】
\[Y-Y結線1バンク容量=3\frac{V}{\sqrt{3}}I=\sqrt{3}VI\]
\[Δ-Δ結線1バンク容量=3V\frac{I}{\sqrt{3}}=\sqrt{3}VI\]
\[V-V結線1バンク容量=3\frac{V}{\sqrt{3}}\frac{I}{\sqrt{3}}=VI\]
\[V-V結線2バンク容量=2・3\frac{V}{\sqrt{3}}\frac{I}{\sqrt{3}}=2・VI\]
全体として増加させることができる三相容量は、
\[Δ-Δ結線1バンク容量=3・V\frac{I}{\sqrt{3}}=3・500kVA\] \[V-V結線2バンク容量=2・3\frac{V}{\sqrt{3}}\frac{I}{\sqrt{3}}=\frac{2}{\sqrt{3}}・3・500kVA\] \[2・3\frac{V}{\sqrt{3}}\frac{I}{\sqrt{3}}-3V\frac{I}{\sqrt{3}}=(\frac{2}{\sqrt{3}}-1)・3・500kVA=232kVA\]